米Appleは5月15日(現地時間)、車載統合プラットフォーム「CarPlay」の次世代版「CarPlay Ultra」を発表した。 北米では、まずは英Aston Martin(アストンマーティン)のモデル(DBX、Vantage、DB12、Vanquishなど)に搭載される。 最大の特徴は、iPhoneの情報や操作性をダッシュボード上の画面に拡張し、センターコンソールのみならず運転席の正面の計器盤にも リアルタイム情報やゲージを表示できることだ。例えば、速度計、回転計、燃料ゲージ、タイヤ空気圧、温度計などの車両情報と、 マップやメディア再生状況、ウィジェットなどのiPhone側の情報を統合的に1つのユーザーインタフェースとして表示できる (iOS 18.5以降搭載のiPhone 12以降が必要)。 これまでのCarPlayはiPhoneの機能の表示が中心だったが、Ultraでは車載ラジオやエアコンなどの機能、オーディオシステム設定や走行性能設定など 車両固有のコントロールもCarPlay Ultra上から操作できるようになる。 Appleは日本のメーカーの名前は挙げていないが、「世界各地の他の多くの自動車メーカー(韓国のHyundai、Kia、Genesisなど)が CarPlay Ultra対応に取り組んでおり、12カ月以内にグローバル展開予定」としている。 https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2505/16/news124.html