イスラエルのネタニヤフ首相は18日、10月に行ったイランへの空爆で、核開発計画に関連する標的を攻撃していたと明らかにしました。 報復する構えを示すイランをけん制するねらいがあるとみられます。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241119/k10014642961000.html イスラエルのネタニヤフ首相は18日、議会で演説し、先月26日に行ったイランへの空爆について言及しました。 この中でネタニヤフ首相は「イランの核開発計画の一部に打撃を与えた」と述べ、詳しくは言及しませんでしたが、 イランの核開発計画に関連する標的を攻撃していたと明らかにしました。 ネタニヤフ首相が先月の空爆で核に関連する標的を攻撃していたと明らかにするのは初めてとみられ、報復する構えを示す イランをけん制するねらいがあるとみられます。 これに先立ち、アメリカのニュースサイト、アクシオスは11月15日、アメリカとイスラエルの政府当局者の話として、 イスラエルは先月の空爆でイランの首都テヘラン郊外のパルチンにある極秘の核兵器研究施設を破壊したと伝えていました。 イスラエルによるイランの核施設への攻撃をめぐっては、イスラエルへの軍事支援を続けるアメリカが紛争の拡大を懸念して自制を求めていました。 今後、イランが報復に踏み切れば、中東の軍事大国どうしの間で軍事的な応酬に歯止めがかからなくなるおそれもあります。