イスラエル軍は17日、パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラム組織ハマスの最高指導者ヤヒヤ・シンワル氏を殺害したと発表した。 https://news.yahoo.co.jp/articles/cab0ca269c95c16b3e48bfc6b3f6f29535861d40 シンワル氏は昨年10月のイスラエル奇襲の首謀者とされ、イスラエルのネタニヤフ首相は同日公開したビデオ演説で「恨みを晴らした」と戦果を誇示。 ハマスが拘束する人質を奪還するまで戦闘を続ける考えを示した。 ハマスは、今年7月末に当時の最高指導者だったイスマイル・ハニヤ氏が暗殺されたことから、ガザ地区トップだったシンワル氏を8月に最高指導者に選出したばかりだった。 指導者を立て続けに失ったハマスの弱体化は必至。イスラエル側には、徹底抗戦を唱え戦闘員の支柱となってきたシンワル氏の死により、ハマスの戦闘継続が困難になり、 人質の帰還と停戦に向けた動きが浮上するとの期待も生じている。 軍は、ガザ南部で実施した今月16日の作戦でシンワル氏を殺害したと説明した。地元メディアは、シンワル氏について軍は数カ月前からガザ最南部ラファに潜伏していると見ていたが、 正確な場所までは把握していなかったと報じた。 イスラエルの対外情報機関モサドは、がれきの中に横たわる頭部や顔、足が激しく損傷したシンワル氏の遺体の画像を公開。歯型やDNA型による判定が行われた。