「実在しない専門家のコメント」メディアに氾濫 指摘受け相次ぎ削除 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/21f1bd76351250e3d1cba0064cf4044f25754bf2 英メディアサイト「プレスガゼット」は、大手を含む多くのメディアに登場する専門家が「実在しなかった」と指摘している。 様々なニュースやコンテンツで、その分野の専門家の知見をもとにしたコメントが紹介されることは珍しくない。 だが、メディアに登場した「専門家」が実在しない、という問題は、これまでも指摘されてきた。 それでも、「本物らしい偽物」が手軽に作り出せる生成AIの普及と相まって、問題はなお後を絶たないようだ。 さらに、この問題を悪化させている、ある要因があるという。 米ビジネス・インサイダーは2023年4月、「がんによる乳房切除後に入れたタトゥー」についてのインタビューを打診してきた 「キンバリー・ショー」から送信されたテキストと画像が、AI生成とみられる、と報じている。 英ニュースサイト「バイライン・タイムズ」は2023年10月、「医師」の「シャーロット・クレマーズ」が、サンやメトロ、デイリー・エクスプレスで医療関連のコメントをしていたが、 英国の医事審議会(GMC)での医師登録を調べてみても、該当者はいなかった、と報じている。 「シャーロット・クレマーズ」のプロフィールは「ピーチズ・アンド・スクリームズ」というアダルトグッズの販売サイトや、CBDグミの販売サイトなどに掲載されていた、という。