米国では2050年までに約2億6000万人が太り過ぎまたは肥満になるという予測が、医学誌ランセットに発表された。 具体的には、未成年4310万人、成人2億1300万人が太り過ぎか肥満になると予測されている。2021年の時点では 太り過ぎか肥満の未成年は3650万人、成人は1億7200万人だった。 肥満の定義は体格指数のBMIが30以上、太り過ぎは25〜29.9。BMIの高さは糖尿病やがん、心疾患、呼吸器疾患、 精神衛生問題との関係が指摘され、米国では早死にや障害のリスクを増大させる要因となっている。 今回の予測は米ワシントン大学の研究チームが、全米規模の主要調査結果を含めた過去のデータをもとに算出した。 成人や10代後半の肥満率は、過去30年で2倍に増加。15〜24歳の女性の肥満または太り過ぎの比率は、 1990〜2021年にかけて男性を上回るペースで増大していた。 若者の肥満の多さは特に懸念が大きい。肥満や太り過ぎの若者は平均体重の人に比べ、年を取ってからも 体重問題を抱える可能性が大幅に高いことは研究で示されている。 https://news.yahoo.co.jp/articles/93d12ab30abc0185bb22b059eddaf08afbebe6d8